「最近、歯を磨くと出血する…でも痛くないし、大丈夫だよね？」
そう思ってそのままにしていると、知らないうちに歯周病が進行してしまうことがあります。
歯周病は初期段階ではほとんど自覚症状がないため、見逃されやすいのが特徴です。
今回は、歯ぐきの出血が教えてくれる“体のSOS”を見逃さないために、原因・症状・対処法をわかりやすくご紹介します。
🔍 歯ぐきから出血する原因とは？
- 最も多い原因は「歯周病」
歯垢（プラーク）に含まれる細菌が歯ぐきを刺激し、炎症を起こす。 - その他の可能性
・強すぎるブラッシング
・合わない歯ブラシの使用
・ホルモンバランスの乱れ（妊娠・更年期など）
・栄養不足（特にビタミンC）
🗒️ 重要なのは「毎回出血する」「特定の部位だけ出る」場合、歯科でのチェックが必須ということ。
🔍 歯周病の初期サインとは？
- 歯ぐきが赤く腫れている
- 歯を触るとグラグラする気がする
- 口臭が強くなった気がする
- 朝起きたときに口の中がネバつく
- 歯ぐきが下がって歯が長く見える
✅ これらの症状がひとつでも当てはまれば、早めの歯科受診をおすすめします。
🔍 今日からできるセルフケア3選
- 歯間ブラシ・フロスを必ず使う
歯ブラシだけでは届かない場所の汚れを除去。 - やさしく“マッサージ磨き”を意識
ブラッシング圧は“150g”が理想（ボールペン程度の力加減）。 - 殺菌効果のあるマウスウォッシュをプラス
就寝前に取り入れると、細菌繁殖を抑制できる。
🩺 歯科でのプロケアが必要な理由
- 歯石は自分では取れない
固まった歯垢（歯石）は歯ブラシでは落とせないため、歯科でのスケーリングが必要。 - プロによる歯ぐきの状態チェック
出血の原因が歯周病なのか、他の要因かを正確に診断してもらえる。 - 症状が軽いうちがチャンス
早期治療であれば、治療期間も短く、費用も抑えられます。
🔚 まとめ
「たまに血が出るだけ」と油断していると、気づいたときには手遅れに。
歯周病は日本人が歯を失う原因の第1位ともいわれる怖い病気です。
でも、早期発見・早期ケアで進行を止めることは十分に可能。
まずは“いつもと違う出血”に気づいたら、一度プロに相談する勇気を持ってみてください。
