「舌の位置で人生変わる?」— 美しい口元と健康的な姿勢を作る“舌癖改善”のすすめ

コラム

あなたは今、舌の先がどこに触れていますか?
上顎?下の歯の裏?それとも、何も意識していない?

実は、舌の「正しい位置」は、見た目・健康・発音・姿勢など…人生のあらゆる要素に関わっているのです。
逆に、間違った舌癖(ぜつへき)を長年放置すると、歯並びが崩れ、顔がゆがみ、呼吸すら浅くなることも。

今回は、美しい口元と健康的な身体の土台を作る「舌の位置」の秘密と、今すぐできるセルフチェック&改善法をお届けします。

📌 1. 「正しい舌の位置」ってどこ?

舌の正しい位置=「スポット」と呼ばれる上顎の前方(上の前歯の少し後ろ)に舌の先がついている状態
さらに、舌全体が上顎にぴったり吸いついているような感覚がベストとされています。

これは医学的に「MFT(口腔筋機能療法)」の基本でもあり、
正しい舌の位置ができていると以下のような良いことがあります:

  • 歯並びが安定する
  • 鼻呼吸がしやすくなる(=口臭・虫歯予防)
  • 顔のたるみ・二重あごの予防
  • 姿勢の安定・猫背の改善
  • 滑舌や発音がクリアになる

✅ 美容・機能・健康…「舌の位置」はそのすべての起点になります。

⚠️ 2. 舌の位置が悪いとどうなる?

間違った舌癖(低位舌・舌突出癖)があると、以下のようなトラブルを引き起こしやすくなります:

  • 出っ歯・開咬・受け口などの歯並びの悪化
  • 口呼吸による口腔乾燥・虫歯・口臭
  • 顔下半分の緩み(いわゆる“老け顔”)
  • 首・肩のコリ、姿勢のゆがみ
  • 無意識の食いしばり・歯ぎしり

特に成長期の子どもだけでなく、大人でも長年の癖が原因で顔貌や健康に影響を与えることが増えています。

🔍 3. 今すぐできる「舌の位置」セルフチェック

あなたの舌、今どこにある?以下の質問に「YES」が多ければ要注意です。

  • 無意識のとき、舌が下の歯に触れている
  • 口を閉じていても、舌の先がどこにも触れていない
  • よく口が開いている・口呼吸しがち
  • 二重あごやフェイスラインのたるみが気になる
  • 会話中や食事中、舌が歯に当たることがある

💡 舌の“無意識の癖”こそが、口元美人かどうかを決める最大の分岐点。

💡 4. 正しい舌の位置にするトレーニング3選

① スポットタッチ練習(基本)

  1. 舌先を「スポット(上顎前方)」に置く
  2. 舌全体を上顎に吸いつけるように持ち上げる
  3. そのまま10秒キープ × 5回

② ポッピングトレーニング(舌の筋力UP)

舌を上顎にくっつけ、「ポンッ」と音を立てて外す
→ 舌の筋力強化+位置を定着させる効果あり

③ 唇閉じ+鼻呼吸練習

常に「唇は閉じる」「鼻で呼吸」「舌は上顎」がセット
→ これが無意識化できれば舌位は整う


🩺 5. 歯科医からのアドバイス

矯正をしても後戻りが早い人、歯並びがすぐ崩れる人には「舌癖」があることが少なくありません。
特に舌の位置・使い方を治すには、MFT(口腔筋機能療法)やプロによる舌癖診断が効果的です。

🦷 歯の矯正だけでなく、舌と口元の筋機能も整えることで本当の“美しい笑顔”が完成するのです。

🔚 まとめ

舌の位置は、誰かに見られることのない“最も密かな癖”。
けれど、それはあなたの笑顔・横顔・健康、すべてに影響を与えている。

「たかが舌の位置」ではなく、「されど舌の位置」。
今すぐ、鏡の前でチェックしてみてください。
あなたの人生を変えるのは、たった2cmの舌の置き場所かもしれません。

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